アンジェリーナ・ジョリー抜きでも『ウォンテッド2』は製作する!と原作者のマーク・ミラーが発言
先日、アンジェリーナ・ジョリーが映画『ウォンテッド』の続編を離脱し、それにより続編の製作が中止されたと報じられたが、『ウォンテッド』の原作者であるマーク・ミラーが口を開いた。
ミラーは、『ウォンテッド』の続編は確実に製作されるだろうとSTVのインタビューで断言した。「必ず、『ウォンテッド2』の製作は進行するよ。なぜなら、前作は続編を作らざるを得ないくらいに大ヒットしたんだからね」とミラーは語り、アンジーが出演しないほうが本物の続編らしくて良いとした。ミラーは、アンジーが前作『ウォンテッド』で観客を呼び込むためのスター俳優であったことを認めつつも、前作のラストで自らの頭を銃で撃ち抜いて死亡したはずのアンジー演じるフォックスが生き返るよりも、フォックスに匹敵するようなクールな新キャラクターが登場するほうが面白いとした。続編『ウォンテッド2』の脚本はすでに完成していると伝えられているが、その脚本はフォックスが復活する脚本なので、「(アンジーの離脱により)脚本には修正が必要になってくるだろうね。彼女が演じたフォックスは、続編の脚本から完全に消去されるだろう」とミラーは話した。
続編でも引き続きメガホンを取ることが決まっているティムール・ベクマンベトフ監督は、前作に登場したどんな傷や骨折でも治癒させる回復風呂で、死亡したはずのフォックスがよみがえることを暗示するような発言をしており、この死人までも簡単に生き返らせてしまう設定は安っぽいと、当初から批判の声があがっていた。続編が製作されるかはユニヴァーサル・ピクチャーズ次第だろうが、原作者のミラーが言うとおり、『ウォンテッド』が世界的に大ヒットしたのは間違いなく、続編のための魅力的なストーリーとキャスティングがそろえば製作が行われることだろう。