リンジー・ローハン、ウンガロのファッションアドバイザーでメディアから酷評 もう辞める
フランスのファッションブランド「ウンガロ」でアーティスティック・アドバイザーに就任したリンジー・ローハンだが、初のショーでメディアからの酷評を浴び、1回のコレクション披露で早くもファッション界から手を引くことになった。
昨年10月にパリで行われたウンガロの2010春夏コレクションではお尻が見えそうなほど短いスカートや胸元の大きく開いたドレスなど、批評家からは「スキルがない」など厳しい評価が下り、さらにブランドの創始者エマニュエル・ウンガロ氏は「大失敗だった」と語るなど、ファッションリーダーであるはずのリンジーには手痛い結果となってしまった。テレグラフ紙(電子版)によると、リンジーとともにコレクションを担ったウンガロのチーフデザイナー、エストレラ・アルクスは、「誰だっていいときもあれば悪いときもある。いいときよりも、悪いときから学ぶことが多いわ。わたしはもっともっと働くことが必要ね。これまでもいろいろな人と、いろいろなブランドで仕事をしてきたけれど、それが一番の薬だわ」と語っている。
アルクスはすでにウンガロの秋冬コレクションに力を入れているが、一方でリンジーはこれにかかわることはなく、ミラノで行われたロベルト・カバリのショーやパリでディオールのショーに顔を出すなど、「作る側」でなく「買う側」に徹するよう。リンジーのかかわった春夏コレクションの洋服はすでに販売が始まっているが、批評家の酷評の一方で「メディアの反応は必ずしも消費者のそれと一致しない」と、若者たちの好反応を期待するファッションバイヤーもいるようだ。