北野武監督、仏芸術文化勲章の最高章コマンドゥールを授与 フランスは北野ブーム
北野武監督がフランスの芸術文化勲章の最高章コマンドゥールをフランス文化省のミッテラン文化相からから授与された。
授賞式はパリのカルティエ現代美術財団で行われ、この美術館では、北野監督の描いた絵画約50点のほか、オブジェなども展示される。またポンピドゥー芸術文化センターでは11日から3か月にわたって北野武監督の映画が連続上映が行われるほか、フランスでは北野監督が監督主演を務めた『アキレスと亀』も上映されるなどして、ちょっとした北野ブームが起きている。
ミッテラン文化相からから同章を授与された北野監督は「まさか、大臣から表彰をいただくとは思わなかった。イリュージョンといえばイリュージョン、夢のよう」と感激を表し、「この賞に値するよう努力する」と謙虚な言葉を述べた。
フランスの芸術文化勲章はフランス国内や世界で文化活動に大きく貢献した人物に授与されるもので、等級には、シュヴァリエ、オフィシエ、コマンドゥールがあり、今回北野監督が授与されたコマンドゥールは最高章。コマンドゥールは日本では過去に、シャンソン歌手の石井好子が授与されており、 オフィシエは音楽家の坂本龍一にも授与されている。