佐藤浩市が鈴木京香に「すごみを増していますね」と照れながらも称賛

　17日、コンラッド東京にてWOWOW連続ドラマW「パンドラII 飢餓列島」制作発表記者会見が行われ、佐藤浩市、鈴木京香、勝村政信、山本耕史、水川あさみ、宅麻伸、河毛俊作監督、脚本家の井上由美子が登場した。

　ある内科医が発見したガンの特効薬をめぐる争いを描き、数々の賞を総なめにした前作のエッセンスを引き継いだ本作。過去には夫婦役をはじめ、何度も共演している佐藤と鈴木は息もぴったりといった様子で、「浩市さんとのお芝居は本当に楽しいです。その役に完全に成り切っているから、わたしの感情を引き出してくれる。何度でもご一緒したいです」と鈴木。さらに今回の役柄について「浩市さんは、今回は農学者で長靴を履いて土いっぱいの中で仕事をするんです。演じる姿はやっぱりステキでした」とべた褒め。一方の佐藤は「毎回女優としてのすごみを増していますね」と照れつつも鈴木に称賛の言葉を送った。

　そんな中、内閣官房長官を演じた宅麻は「わたしが官房長官をやっていいのかな、と思いました」と語り始めると、「脚本を楽しみに手に取ったんですが、自分のセリフを見て、政治家にはなるもんじゃないなと思いましたね」と本音全開。「こんなセリフをベラベラしゃべって……何ともいえない気持ち。帰り道はトボトボ歩いてます（笑）。とにかく難しい脚本。井上先生ありがとう！」と周囲を笑わせていた。

　「パンドラII 飢餓列島」は食糧危機に襲われる日本を舞台に、農学博士・鈴木（佐藤）が発明した通常の4倍のスピードで育つトウモロコシ「GOD CORN」をめぐり、金もうけを企んで発明を独占しようとするファンド会社や、権利を手中に収めようとする政界が交わり繰り広げられる骨太なドラマ。

WOWOW連続ドラマW「パンドラII 飢餓列島」は4月18日より毎週日曜夜10時からWOWOWにて放送開始