カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール候補の予想が早くもテレンス・マリック監督作に集中!
5月に行われる第63回カンヌ国際映画祭で、テレンス・マリック監督の映画『ザ・ツリー・オブ・ライフ』(原題)が最高賞パルムドールを競うコンペティション作品に選ばれるという予想が出回っている。
ガーディアン紙(電子版)によると、今年のカンヌ国際映画祭ではウディ・アレン監督の映画『ユー・ウィル・ミート・ア・トール・ダーク・ストレンジャー』(原題)や、オリヴァー・ストーン監督の映画『ウォール街』の続編映画『ウォール・ストリート』などが上映されると予想されているが、その中で、最高賞パルムドールを競うコンペ作品にはマリック監督作が選ばれる可能性が高く、それにともない、普段はあまり公の場に姿を現さないマリック監督がカンヌ国際映画祭へ出席するのでは、と報じている。マリック監督は1973年に映画『地獄の逃避行』で監督デビューして以来、たった4本という少ない数の作品を残しながら、1978年の映画『天国の日々』ではカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞、1998年の映画『シン・レッド・ライン』ではベルリン国際映画祭金熊賞を受賞するなど、世界的に高い評価を受けている。
今回の作品『ザ・ツリー・オブ・ライフ』(原題)は1950年代のアメリカ中西部を舞台にしたドラマで、ショーン・ペンが主演、また物語の前半では父親役をブラッド・ピットが担っている。公開はアメリカで11月を予定している。