ファンも賛否両論!アメコミ映画『グリーンランタン』のコスチュームはCGで制作
DCコミックの人気漫画を実写映画化する、ワーナー・ブラザースの新作『グリーンランタン』(原題)。同作の撮影は厳重なセキュリティーのもと、極秘に行われているが、主人公であるヒーロー、グリーンランタンのコスチューム(ボディースーツ)はすべてCGで制作されると映画サイト/Filmが独占スクープとして伝えた。
同作でグリーンランタンを演じるライアン・レイノルズは、トレードーマークである緑のランタンマークが描かれたコスチュームを身につけず、モーション/パフォーマンスキャプチャー用のボディスーツを着ていることが明らかにされた。そのためライアンは、モーションキャプチャーとCGでナヴィ族を作りあげた映画『アバター』をネタにして、「劇場公開する時の最終映像で、おれはナヴィ族にされているんだ!」とジョークを飛ばしているそうだ。
撮影時に一切コスチュームを身につけず、CGでグリーンランタンの衣装を制作することについては、アメリカのコミックファンの間でも賛否両論だ。「CGによる衣装は偽物ぽく見えるのでやめてくれ!」、「なんでもCGに頼るな」という意見から、「グリーンランタンのコスチュームは、魔法の指輪(パワーリング)が作りだすものであり、布で作られた服とは異なるのでCGで制作されるのは正しい」という原作ファンらしい冷静な意見もでている。本作で衣装を担当するのは、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー衣装デザイン賞を受賞しているナイラ・ディクソンで、コスチュームのデザインも気になるところだ。
アクション超大作『グリーンランタン』(原題)は、『007/カジノ・ロワイヤル』のマーティン・キャンベル監督がメガホンを取り、2011年6月17日の全米公開を予定している。主演のライアンのほか、ヒロインに人気ドラマ「ゴシップガール」のブレイク・ライヴリーが決まっており、ティム・ロビンス、ピーター・サースガード、マーク・ストロング、アンジェラ・バセットも出演する。