ダニエル・ラドクリフ、再びブロードウェイの舞台に挑戦!
『ハリー・ポッター』シリーズで人気を博したダニエル・ラドクリフが、ブロードウェイのリバイバル作品「努力しないで出世する方法」で、再び舞台に立つことになった。本作は、ビルの窓ふきをしていた青年フィンチが、手に入れた1冊のハウ・ツー本に従って行動していき、どんどん出世街道を登り詰めていく様を、恋愛関係を絡めながら描いたコミカル作品。ダニエルが、青年フィンチを演じることになっている。
本作の初舞台は1961年の10月で、シェパード・ミードの原作を、エイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバートの3人が脚色し、監督デヴィッド・スウィフト、主役ロバート・モースのもとで行われた。そして、翌年トニー賞の最優秀ミュージカル作品賞を含めた7部門を受賞。さらにピューリッツァー賞のドラマ部門でも賞を獲得するほど話題作となり、これまで、1,417回ものロングランを記録した人気の舞台劇でもある。ちなみに、1995年にも、マシュー・ブロデリック出演でリバイバル公演された。
今回でダニエルは、2008年の「エクウス」以来、ブロードウェイの舞台に立つのは2度目ということになる。現在、この舞台は2011年の春の公演を予定している。ダニエルが『ハリー・ポッター』シリーズを終えることになる来年、この舞台で彼の新境地が見られるかもしれない。(文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)