神の意思?キリスト教団体が自己破産したスティーヴン・ボールドウィンのために寄付金集め
昨年7月に自己破産を申告したスティーヴン・ボールドウィンのためにキリスト教信者たちが寄付金集めを始めた。
WENNによると、スティーヴンは住宅ローンと税金の滞納、カードローンなどで約230万ドル(約2億1400万円)の借金がかさんで自己破産となったが、これにキリスト教の信仰が何らかの形でかかわっているらしい。
キリスト教再生派(信仰を新たにしたキリスト教徒)として知られるスティーヴンは、信仰の深さなどで仕事を無くすことも多かったらしい。今回の寄付金集めの発案者リン・フレッチャーは、スティーヴンのために寄付金を集めるホームページを開設し、スティーヴンが自己破産したのは神に見捨てられたからだと世間が言っていること、スティーヴンを笑い者にすることによって、神も笑い者にされていることなどをホームページで述べている。
「わたしたちの目標は、何百万人という人の前でスティーヴン・ボールドウィンを復活させることです」と語り、スティーヴンを立ち直らせれば、彼の知名度によって神の言葉をより広められることも狙いだという。今回リンがつのっている寄付はチャリティなどの非営利なものではなく、寄付をする人たちは直接スティーヴンの銀行口座にお金を振り込むという驚きの手法をとっている。リンはスティーヴンが通っている教会の牧師や宗教顧問とも相談した上で、このホームページを立ち上げたらしいが、派手な暮らしのツケがまわって自己破産をした可能性が高い俳優を救うよりも有効的な寄付の使い方があるように思える。