成宮寛貴、妖艶な表情をベタ褒めされ「僕がもともと持っているものです!」
20日、シネセゾン渋谷で映画『BUNGO -日本文学シネマ- 高瀬舟』の公開記念舞台あいさつが行われ、主演の成宮寛貴と富樫森監督が登壇した。文豪・森鴎外の名著を映像化した本作で、成宮は愛する弟をワケあって殺した罪人・喜助を演じた。
実生活でも弟がいる成宮は、主人公が弟を殺して、晴れやかな表情を見せるシーンに当初は「どういうこと?」とかなり戸惑いがあったと告白。どのような表情をしたらいいか、本番ギリギリまでわからなかったといい、富樫監督も「そこを(成宮が)わかってくれるか、不安なままクランクインした」と振り返った。もちろん、最終的には役柄の心情を理解して、見事に喜助を演じきった成宮。「何が何でもやるべきだと思った役柄。僕自身、弟大好きなので、グッときました」と難役をやり遂げた達成感に満ちあふれていた。
また、富樫監督からその妖艶(ようえん)な表情や雰囲気をべた褒めされると、成宮は「僕がもともと持っているものです!」と自信の笑顔を見せる場面もあった。
『BUNGO -日本文学シネマ- 高瀬舟』は森鴎外の名著を原作に、高瀬舟に乗せられた罪人・喜助(成宮)が、護送役の庄兵衛(杉本哲太)に弟殺しの悲しい内幕を語るというストーリー。
映画『BUNGO -日本文学シネマ- 高瀬舟』はシネセゾン渋谷で公開中。6月19日にアニプレックスからDVDが販売される。