ミーガン・フォックスに代わってジェマ・アータートンが『トランスフォーマー3』の新ヒロインか？

　5月19日（日本時間20日）、大ヒット映画の続編『トランスフォーマー3』（原題）に、シリーズを通してヒロインを演じてきたミーガン・フォックスが出演しないというニュースが驚きとともに報じられたが、ハリウッドではすでに新しい主演女優のキャスティングが進んでいるようだ。

　ハリウッドニュースサイトThe Wrapが、『007 慰めの報酬』や『タイタンの戦い』のジェマ・アータートンが、『トランスフォーマー3』（原題）のヒロイン候補としてあがっていると伝えた。第一候補であるジェマは、すでにマイケル・ベイ監督と役柄について話し合いをしているそうで、ほかの候補者には、レオナルド・ディカプリオとの交際で知られるイスラエル出身のスーパーモデルのバー・ラファエリ、オーランド・ブルームの恋人で売れっ子モデルのミランダ・カー、スポーツ誌やテレビ番組への出演で知名度の高いモデルのブルックリン・デッカーだ。3人とも、人気ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の広告に登場した経歴を持つ、スタイル抜群の美女たちだ。

　映画サイトAin't It Cool Newsは、彼らのほかに『アバター』のゾーイ・サルダナ、「HEROES/ヒーローズ」のヘイデン・パネッティーア、『ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー』のヴァネッサ・ハジェンズ、『ゾンビランド』のアンバー・ハード、『紀元前1万年』のカミーラ・ベル、『クライモリ』のエマニュエル・シュリーキー、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のアシュリー・グリーン、「新ビバリーヒルズ青春白書」のジェシカ・ロウンズ、人気テレビ番組「ダンシング・ウィズ・スターズ」（原題）のジュリアン・ハフ、イギリス出身のモデルのロージー・ハンティントン・ホワイトレイの名前を候補者としてあげている。ヴィクトリアズ・シークレット関連のモデルの名前が多くあがっているのは、ベイ監督が同社のCMを手がけたことがあるからかもしれない。

　大ヒットシリーズを途中降板することになったミーガンは、自身の広報担当を通じて、クビになったわけではなく、彼女の希望で降板したとピープル誌に対して語った。シリーズのために最善の道を選んだと語るミーガンだが、彼女のコメントに対して多くのニュースサイトが疑わしいとの反応を示している。なぜなら、ミーガンは現地時間の5月2日に、ロサンゼルスのスタジオで『トランスフォーマー3』（原題）のpreviz shots（撮影開始前に行われる視覚シーンの前撮り）に参加しており、シリーズ3作目にも登場する「バンブルビー」と共に撮影が行われたことが報じられている。前撮り時のミーガンは、白い肌を際立たせる黒髪に、白いタイトのミニドレス、黒の革のジャケットを羽織って登場していた。

　ミーガンは、5月25日にアメリカで発売されるファッション雑誌アリュールの6月号で、シリーズ2作目の『トランスフォーマー: リベンジ』の出演時に、ベイ監督が不健康なほど日焼けした肌でいることを強要したと監督を責める発言をしており、前撮りに参加したミーガンが急きょ降板することになったのは、シリーズ3作目でも日焼けするのを求められたのかもしれない。しかしながら、『トランスフォーマー』シリーズはミーガンを一気にブレイクさせた映画でもあり、『トランスフォーマー』以外ではヒット作のない彼女にとって、これからが女優としての正念場といえるだろう。