10分遅刻して出廷したリンジー・ローハン、刑務所行きは免れるもアルコール検知装置を装着義務付け
パスポート紛失して出廷日までにカンヌから帰国できなかったリンジー・ローハンが、遅ればせながら月曜日にロサンゼルスの法廷に顔を出した。
Usマガジン.comによるとリンジーは、これだけの事態になっても10分遅刻して法廷に現れたとのこと。彼女の弁護士は、リンジーのSUVをめぐってセキュリティー関連の問題が生じたための遅刻だったと弁解をしたという。執行猶予の条件であるアルコール教育プログラムへの定期的な出席をしていないこと、出廷日に姿を見せなかったことなどから実刑判決もありえると思われたが、今回はなんとか刑務所は免れたようだ。
裁判官はリンジーにSCRAMを24時間以内に装着すること、週1回の不定期な薬物検査を受けること、週1回のペースでアルコール教育プログラムに参加することを言い渡したという。SCRAMはタバコの箱よりも少し小さい発信機で、皮膚に接触させることによってアルコールを摂取したかどうか、量などが検知され、本部に自動的にデータが送られるシステム。また、アルコールを検知させないように体と検知器の間に何かをはさんだ場合、不正な行為をしたことがデータとして送信させる。地域によって金額は違うが、SCRAMを装着する場合は、装着を命じられた人が初期費用(1万円以下)とモニター費(1日平均1300円)を支払う必要があるようだ。
リンジーの弁護士はテキサスで映画の撮影が入っているため、SCRAMの装着は仕事に支障が出るため、定期的な薬物検査に代えることを検討してくれるよう裁判官に申し出たが、裁判官はこれを拒否。「彼女には、定期ではなく不定期な薬物検査を受けてもらいます。撮影に関しては、今は延期するしかないでしょう」と、裁判官はコメントし、容赦しなかった。弁護士はさらに、リンジーがアルコール教育プログラムを続けて受講できないかと申し出たが、これについても週1回のペースを守ること、続けて受講した場合は出席日数を増やすと言い渡され、一気に受講して終わらせようという試みを阻止した。
弁護士はリンジーがアルコール教育プログラムを欠席した理由はニューヨークに住んでいた叔父が亡くなったためだと弁解したが、裁判官はリンジーが葬儀に出席したのかと聞くと、弁護士は「出席していません」と正直に答えざるをえなかった。ちなみにリンジーはニューヨークで叔父の葬儀が執り行われている間、ハリウッドでクラブめぐりをしているところをパパラッチに激写されている。弁護士の言い訳は一切通じなかったが、とりあえず刑務所に入らずに済んだだけで幸運だったと言える。