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『ジャッキー・ブラウン』の前章が製作か?タランティーノはドラキュラの映画を製作か

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『ジャッキー・ブラウン』じゃなくてドラキュラ映画を?-クエンティン・タランティーノ
『ジャッキー・ブラウン』じゃなくてドラキュラ映画を?-クエンティン・タランティーノ

 クエンティン・タランティーノ監督が、子どものころから愛読していたエルモア・レナードの小説「ラム・パンチ」を映画化した、1997年の映画『ジャッキー・ブラウン』の前章が製作されるかもしれない。

 映画サイトJoBloが伝えたところによると、『ジャッキー・ブラウン』の前章にあたる新作映画『ザ・スイッチ』(原題)が製作されるとのこと。残念なことに、『ジャッキー・ブラウン』でメガホンを取ったタランティーノ監督は本作には一切関与していない。映画は、レナードの1978年の小説「ザ・スイッチ」をもとにダン・シェクターが脚本を執筆し、同じくレナードの小説を原作とした『Be Cool/ビー・クール』のマイケル・シーゲルがプロデュースする。

 物語は、夫婦関係が完全に冷え切った金持ち夫婦の妻が2人組みのチンピラに誘拐され、誘拐犯は巨額の身代金を要求するが、夫は誘拐された妻との離婚を望み、妻は誘拐犯から夫の不倫を教えられて激怒するというブラック・ユーモアあふれるスリラーだ。小説には、『ジャッキー・ブラウン』でサミュエル・L・ジャクソンが演じたオデール・ロビーと、ロバート・デ・ニーロが演じたルイス・ガーラが登場しており、映画で若いオデールとルイスの2人が描かれるものとみられる。レナード自らが、エグゼクティブ・プロデューサーとして作品にかかわることも決まっており、期待できそうだ。

 また、オーストリア・インディペンデント紙やルーマニア・タイムズ紙など複数のメディアが伝えたところによると、タランティーノ監督がドラキュラを題材にした映画のために、オーストリアでロケ地を探していたとのこと。タランティーノ監督は、ウィーンに4泊し、田舎にある城などを訪問していたそうだ。タランティーノ監督が訪問した城のなかには、ニコラス・ケイジ主演映画『シーズン・オブ・ウィッチ』(原題)の撮影が行われたクロイツェンシュタイン城も含まれていると伝えている。映画の内容などは明らかにされていないが、タランティーノ監督によるドラキュラの映画とは、誰も考え付かないような破天荒な映画が生まれそうで楽しみだ。

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