逝去したデニス・ホッパーさんを偲びハリウッドの大スターから続々と追悼の声
29日、前立腺がんによる合併症で死去した俳優のデニス・ホッパーさんを偲んでハリウッドの重鎮といえる大スターたちが次々と追悼の言葉を公表した。
デニスさんとは1969年に製作された『イージ・ライダー』で共演したピーター・フォンダは、彼の死を悼み、「デニスはポップアートを映画に持ち込んだ人だ。僕らはそれまで、馬が走っていたアメリカのハイウェイの画をガラッと変えたんだ。僕は彼の情熱と友情のおかげでとても恵まれたと思う」とこの映画がきっかけでチョッパーがアメリカのハイウェイの風景を一変させたことを述べ、自分自身もこの映画にデニスとともにかかわれたことへの感謝の意を表した。
また、1986年に製作された『勝利への旅立ち』でデニスさんと共演したジーン・ハックマンは「彼はアーティストだった。僕は彼と一緒に仕事ができた体験をとても大事にしている」と語り、彼が常に挑戦し続ける人間だったことを明かした。また、デヴィッド・リンチ監督によるカルト的人気の映画『ブルーベルベット』で共演したイザベラ・ロッセリーニは、ちょうどデニスがアルコールとドラッグの中毒から回復しつつあるときに共演し、「わたしが彼と初めて会ったとき、ちょうどリハビリを終えたばかりで、なんだかちょっと怖かったの。でもそのうち彼がとても思いやりがあって親切な人だということがわかったわ。彼は地獄からはい上がってきて大きななにかを学んでいたわ」と彼の人間性を尊敬に値するものであったことを明かした。
また、女優のクリスティナ・アップルゲイトは、「天国に召されたあなたが、今までわたしたちにたくさん与えてくださったギフトのように神さまからのご加護がありますように」と追悼した。
デニスさんが死の直前に残したハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの彼の星の上には花束が添えられ、行き交うたくさんの人々がデニスさんを偲んでいる。(Bang Media International )