オタクの聖地!?中野ブロードウェイにおぞましいゾンビが出現
2日、映画『ゾンビ』のジョージ・A・ロメロ監督の最新ゾンビ映画『サバイバル・オブ・ザ・デッド』の公開に先駆け、アーケードでおなじみの中野ブロードウェイで上映会付きイベントが開催されゾンビのコスプレをしたファンが多数集まった。
ロメロ監督の出世作『ゾンビ』ではショッピングモールが舞台であったことと、中野ブロードウェイ振興組合にロメロ監督のファンが多いということで実現したこの企画。厳正なる抽選で選ばれた観客はロメロ映画の新作をいち早く観ることができるとあって、ゾンビのメイクをほどこすなど気合十分。買い物客でにぎわうアーケードの一部を閉鎖し、史上初めて商店街がまるごと映画館になった。
商店街振興組合の村宮啓介副理事長は、「実は商店街を映画館に、という企画は、二十数年前にもありました。映画『ビバリーヒルズコップ2』 と『ロッキー4/炎の友情 』を上映する予定でしたが、直前に配給会社から一商店街にはフィルムを渡せないということでストップしてしまった幻の企画です。それがやっと実現しました。しかも上映作品がロメロ監督の最新作になるとは素晴らしい」と感慨深げな様子だった。
特別ゲストとして参加した映画ライターの加瀬修一は、「『ゾンビは走らない』というニュースがヤフーのトップニュースになるくらい日本人はゾンビ好き。今後もゾンビ映画の応援よろしくお願いします」とゾンビ好きを猛烈アピールし、もう一人のゲスト、グラビアアイドルでアイドルライターの小明(あかり)は、制服に血がべっとりついた衣装と眼球をむき出しにしたリアルなゾンビメイクで登場し、「ゾンビに対してはにわかファンだからこんな格好するしか道がなかった」と語り笑いを誘った。
本作は、ゾンビ映画の第一人者として知られるホラーの巨匠ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画最新作。死者がよみがえり人を襲う世界で安全な島があるという情報を頼りに、元州兵のサージ率いる生存者たちは壮絶なサバイバルを試みる。
映画『サバイバル・オブ・ザ・デッド』は6月12日よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開