ポール・トーマス・アンダーソン監督による新興宗教団体の内幕映画でフィリップ・シーモア・ホフマンが主演
アカデミー主演男優賞と撮影賞を受賞した映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が、カルト宗教団体を描く問題作を企画していることが明らかになった。
業界紙プロダクション・ウィークリーが伝えたところによると、アンダーソン監督が、新興宗教の内幕を描く映画を今夏から撮影するとのこと。映画のタイトルは現在のところ未定で、題材になる宗教団体は実在の団体ではないといわれているが、明らかになっている脚本の内容によると、トム・クルーズやジョン・トラヴォルタが信仰するサイエントロジーにあまりに似ているため、物議をかもす映画になることは間違いなさそうだ。
サイエントロジーの創始者であるL・ロン・ハバードを彷彿(ほうふつ)させるような、宗教団体のカリスマ教祖役にフィリップ・シーモア・ホフマンが決まっており、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーも出演する。また、リース・ウィザースプーン、アマンダ・セイフライド、『ようこそゾンビランドへ』のエマ・ストーン、「トゥルー・ブラッド/True Blood」のデボラ・アン・ウォールに出演オファーがされていることも明らかになっている。
アンダーソン監督の映画『マグノリア』でも、新興宗教まがいのセックス狂の教祖が登場し、同役をトム・クルーズが演じたが、今回はカルト宗教団体の内幕を描く問題作とあって衝撃的な話題作となることだろう。