「殺人の多い州」と地元を形容したヴァル・キルマー、隣人と思わぬ対立
ヴァル・キルマーがここ10年を暮らしているニュー・メキシコ州で、隣人と思わぬ対立が起きている。
ヴァルは1996年にニュー・メキシコに農場を購入し、一時は州知事選に立候補することも考えたほど、すっかりこの地に根付いている。今回、自身の農場を朝食付きの宿泊施設B&Bに建て替える計画を立てているが、この計画に、近隣住民が待ったをかけた。
近隣住民がこだわっているのは、ヴァルの過去の発言。ヴァルは2003年に「ローリング・ストーン」誌のインタビューを受けた際、ニュー・メキシコ州について「殺人の多い州」「80%の住民が酔っ払い」「常に車には護身用の銃を用意している」などと語った。こうした発言がニュー・メキシコの人々を怒らせてしまったのだ。ヴァルはこれらの発言が取り上げられた際、「誤った解釈で引用された」と釈明したが、住民の怒りは根深く、ヴァルから直接の説明と謝罪を求めているという。
ヴァルの農場があるサン・ミゲル地区の地区委員会は、ヴァルが委員会に出席してなんらかの反応を示すまでB&B建設の許可を出すかどうかの判断を待つとのこと。