溝端淳平「首だけの演技は難しい」と初主演舞台の感想をさわやかな笑顔で語る
6日、新宿バルト9にて、2月に青山円形劇場で上演され、大反響を呼んだ舞台「NECK ネック」のスクリーン上映初日舞台あいさつが行われ、主演をつとめた溝端淳平と演出、出演の河原雅彦が登壇した。
「首から下が動けないという一番嫌な状況で、一番怖いことが起こる」というシチュエーションをモチーフに、覆面作家・舞城王太郎が書き下ろした舞台劇のスクリーン上映。360度の回転式円形舞台を7台のカメラで収録しただけあり、その恐怖体感は迫力満点だ。「本当に首だけの舞台がこうやって、劇場のスクリーンで上映されるなんて、すごいですよね」と溝端。また「ずっと埋まっているシチュエーションだったので、動きの芝居ができないんです。相手のセリフだけが頼りなので、演技が難しかったし、勉強になりました」と舞台初主演ながら、難役をこなした感想を述べた。すると演出の河原が「(溝端は)すばらしいに決まっている! しかも(共演者の市川)しんぺーのバットを振るシーンは溝端君が演出したんですよ」と演技を絶賛するとともに裏話を披露した。そして「彼はのどが強い。首だけで大声を出していると、相当のどに負担がかかるものだけど、最後までもったからね」と、溝端のポテンシャルの高さに感心していた。
また、同一モチーフながら、舞台版とはまったく違ったストーリー展開をみせる映画『NECK ネック』について、溝端は「舞台とは違い、あとを引かないポップな怖さがある」と見どころを語ったが、河原に第二弾があったらどうする? と聞かれたら「映画はやりたいけど舞台は……だって舞台はずっと首だけのシーンなんですもん」と苦笑いを浮かべていた。
そして舞台あいさつ最後には、場内照明が暗転し、映画版に登場するお化け“ゆかりちゃん”がサプライズゲストとして登場し会場を沸かせた。
映画『NECK ネック』は、恐怖と恋が入り混じった胸キュンホラーエンタテインメント。8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国ロードショーされる。
舞台「NECK ネック」スクリーン上映は新宿バルト9で6月26日から、梅田ブルク7で7月17日から、どちらも2週間限定上映