宮崎あおいや麻生久美子『クレヨンしんちゃん戦国大合戦』原恵一監督の新作声優として中学生300人の前に登壇
14日、東京都市大学等々力中学校体育館にて、映画『カラフル』完成披露試写会が行われ、声優を務めた冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、入江甚儀、中尾明慶、麻生久美子のほか、原恵一監督が映画を観終えたばかりの中学生300人の前に登壇した。
この日、声優陣が登場することを知らされていなかった生徒たちは、本人たちが登場すると悲鳴のような大歓声を上げた。約100人の中からオーディションで選ばれ、自殺したばかりの中学生の体に入り込んだ主人公の声を担当した冨澤が「皆さん、楽しかったですか? 主人公と共通点がなかなかなかったので、気持ちを作るのが大変でした」と初々しくあいさつした。
そんな主人公を取り巻くキーパーソンの声を演じるのが宮崎、麻生、南などの豪華女優陣。主人公のクラスメート役を演じる宮崎は「将来子どもができたら、読ませたいと思っていたぐらい原作が大好き。(この映画のように)中学生時代はいろんな可能性と魅力がある。自分にできることを見つけて、それを伸ばしてすてきな大人になって下さい」とコメント。続いて主人公を献身的に支える母親役の麻生は「わたしが中学生のときは、学校が面白くなくて逃げ出したいと考えていました。そのころこの映画に出会っていたら、生きることの大切さを感じられたと思う。皆さんにとってこの作品が、勇気を与えたり背中を押すきっかけになったりしたらうれしいです」とそれぞれ生徒たちに笑顔で語りかけた。
後半は生徒からの質疑応答となったが、男子生徒から「今日はどうして(主人公の父親役の)高橋克実さんは来ていないんですか?」と素朴過ぎる質問が出ると登壇者たちは爆笑。最後のフォトセッションでは、作品にちなんで登壇者たちが風船を手に持ち、やはり風船を持った生徒たちをバックにヒットを祈願して一斉にバルーンリリースを行った。
映画『カラフル』は直木賞作家・森絵都の同名小説を映画化した感動のアニメ作品。突然現れた天使により、自殺してしまった少年の体に“ホームステイ”することになった主人公の心の旅を通して、生きていくことの大切さを伝える。
映画『カラフル』は8月21日より全国東宝系にて公開