デヴィッド・リンチ監督、自伝ドキュメンタリーの予算をファンから受付中!
リンチ・スリー・プロジェクトが、デヴィッド・リンチ監督を描いた自伝的ドキュメンタリー映画『リンチ、スリー』(原題)の製作費の一部を一般からの寄付で募っている。
デヴィッド・リンチ監督映画『インランド・エンパイア』場面写真
この映画は、リンチ監督が自身の映画監督してのキャリアを描いた映画で、今回は3部作の3作目。予算を寄付したいファンは、1人あたり50ドル以上を出すと、リンチ監督が描いた自画像などがもらえるそう。この映画のプロデューサーは、タイムズ紙で「映画は予算を集めるのに時間がかかるので、一般から募るアイデアを取り入れた。デヴィッドからも了承を得ているよ。彼が抽象画の自画像を仕上げたので、予算を上げてくれた人には抽選でオリジナルの絵画を差し上げたり、この絵がプリントされたTシャツを贈るつもりだ」と語っている。
ハリウッドでは今、一般から素材や資金を集める「クラウドソーシング」の動きが増えてきており、素材提供者に「監督」、資金提供者に「プロデューサー」のクレジットがつけられるといった魅力も。最近ではリドリー・スコット監督がユー・チューブと組み、新作ドキュメンタリーの素材を一般から集める取り組みを発表している。