北米最大の大衆文化の祭典!コミコンが開幕!日本からは漫画家の萩尾望都が参加!
1970年に始まった北米最大のコミック・コンベンション、サンディエゴ・コミコン・インターナショナルが今日開幕した。ここ数年、映画『300<スリーハンドレッド>』『第9地区』など、コミコンのプレゼンテーションで話題になった作品がその後劇場で大ヒットするパターンが増えてきたため、各メジャースタジオがファンタジーやアクション系の話題作の映像をいち早くコミコンでお披露目するという戦略が定着してきた。
今年も全米から集まってきた参加者は12万6,000人以上という大盛況。チケットは随分前にすべてソールドアウトになっている。その期待に応えるかのように、初日から、そうそうたるハリウッドスターたちが会場に姿を見せた。
キックオフとなったドリームワークスの新作アニメ『メガマインド / Megamind』(原題)のパネルには、ウィル・フェレル、ティナ・フェイ、ジョナ・ヒルなどのコメディースターたちが勢ぞろい。その後のディズニーのパネルでは、28年振りに復活する3D映画『トロン: レガシー』の作品紹介に、今年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞し、前作にも主演しているジェフ・ブリッジスや、マイケル・シーンが登場。
午後に行われたソニーのパネルでは、映画『ソルト』のアンジェリーナ・ジョリー、映画『バトル: ロサンゼルスBattle: Los Angels』(原題)のアーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲスらが、サミットの新作映画『レッド / Red』(原題)にはブルース・ウィリス、ヘレン・ミレンらが、ライオンズゲートの映画『エクスペンダブルズ』のパネルには、シルヴェスター・スタローンがドルフ・ラングレンと出演者の格闘家たちを引き連れて登場した。
また3Dなど今後のハリウッドの行方について語り合うパネルには、映画『スター・トレック』J・J・エイブラムス監督と、マーベル・コミックのスーパーヒーローが勢ぞろいする映画『ジ・アベンジャーズ / The Avengers』(原題)のジョス・ウェードン監督が登場した。日曜日まで続くプログラムの中では、ワーナーの話題のスーパーヒーロー映画『グリーン・ランタン/ Green Lantern』(原題)やザック・スナイダー監督の映画『サッカー・パンチ / Sucker Punch』(原題)、パラマウントの新作でハリソン・フォードとダニエル・クレイグ主演の映画『カウボーイズ&エイリアンズ / Cowboys & Aliens』(原題)、浅野忠信も出演しているマーベル・コミックの新作映画『ソー / Thor』(原題)や、映画『キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アドベンチャー / Captain America: The First Avenger』(原題)、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画『バイオハザードIV アフターライフ』など話題作が続々と登場する。日本からは漫画家萩尾望都が初参加して注目されている。取材・文:細谷佳史 / Yoshifumi Hosoya)