ミア・ファロー、ナオミ・キャンベルの「血のダイヤ」問題で証言台へ
ミア・ファローが、8月にハーグで行われる国際司法裁判所の裁判に出席し、モデルのナオミ・キャンベルが「血のダイヤモンド」を受け取った疑惑について証言することになった。
ミア・ファロー出演映画『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』場面写真
この裁判は、リベリアの元大統領チャールズ・テイラーがシエラレオネの紛争に関与したとする裁判の一環。テイラーはシエラレオネの内戦を利用し、ダイヤモンドの不法発掘の代償として反乱軍に武器を供給したとされ、殺人、強姦、少年兵の徴兵、奴隷化や略奪などの罪に問われている。シエラレオネでは、発掘されたダイヤモンドが紛争当事者の資金源になっている問題が深刻化しており、こうしたダイヤは「紛争ダイヤ」「血のダイヤ」などと呼ばれている。1997年9月、南アフリカのマンデラ元大統領が主催する夕食会の席で、テイラーは不法発掘した「血のダイヤモンド」をナオミに贈ったといわれている。ミアもこの夕食会に出席しており、夕食会の翌日、ナオミ本人からプレゼントについて話を聞いた、と語っている。ミアは証人として、8月9日に法廷に立つ予定。この事件に関しては、ナオミ自身も8月5日に証言台に立つ予定だ。