中谷美紀、戸田恵梨香が恋の負け組役で共演!電車を舞台に誰もが出会える素敵なドラマを
2011年初夏公開予定の映画『阪急電車』で、中谷美紀、戸田恵梨香の美女二人が、婚約中の彼を後輩社員に盗られたアラサーOL、ダメダメな彼氏に振り回される女子大生を演じ、恋の負け組役で共演を果たすことがわかった。2006年公開の映画『嫌われ松子の一生』の「不幸な女」がはまり役だった中谷が、再び「不幸な女」役に挑戦する。
本作は、兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅を結ぶ片道たった15分のローカル線を舞台に、電車に乗り合わせたまったくつながりのない人々が繰り広げる、もしかしたら誰もが出会えるようなすてきなドラマを描いていく。主演の中谷、共演の戸田を中心に、阪急電車に乗り合わせた、おばあさんと孫娘、主婦、女子高生、オタク大学生などなど、さまざまな人たちの小さなドラマが絡み合う。
兵庫県出身の戸田は、「『阪急電車』と聞いただけで親しみを感じました。台本を読んでいるとどことなく関西に戻っているような感覚になっていました。『阪急電車』は観る方・作品作りに携わるすべての方を作品の世界に自然と引き込んでいく力がある作品だと思います」とコメント。また、子どものころから中谷を夢見ていたことを明かし、「共演させていただけることにとても興奮しています。中谷さんの足を引っ張らないように、精いっぱい頑張りたいと思っています」と語った。そんな戸田に、主演の中谷も「同じ車両に乗り合わせた見知らぬ人も、人生の紆余(うよ)曲折に一喜一憂する人間であることに気付かせてくれるこの作品を、戸田恵里香さんと一緒に演じられることを楽しみにしています」と応えている。
配給の東宝と同じ阪急阪神ホールディングスということで、阪急電鉄は撮影用に列車を走らせ全面協力。また、宝塚が舞台ということで、宝塚歌劇団の美女たちのカメオ出演もあるかもしれないとのこと。原作は、「ダ・ヴィンチ」で、好きな女性作家第2位にランクインした「恋愛小説の女王」とも評される作家・有川浩。脚本は、映画『いま、会いにゆきます』で竹内結子演じた澪と中村獅童演じた巧の物語を見事に絡み合わせた岡田惠和が務め、この群像劇をまとめ上げる。撮影は、2010年12月にクランクインし、オール関西ロケで行われる。
映画『阪急電鉄』は2011年初夏公開予定