ナオミ・キャンベル、国際法廷で紛争の宝石「ブラッド・ダイヤモンド」を受け取ったと証言
5日、ナオミ・キャンベルが、オランダのハーグで開かれているシエラレオネ内戦での戦争犯罪を裁く国際法廷に出廷し、人道に対する罪に問われているリベリア元大統領のチャールズ・テーラー氏からブラッド・ダイヤモンドを受け取ったことがあると証言した。
レオナルド・ディカプリオが主演した映画『ブラッド・ダイヤモンド』のテーマともなったこのダイヤモンドは、紛争の資金調達のため不法に取引されるダイヤモンド。日本では紛争ダイヤモンドとも呼ばれている。
先に証人喚問を受けていた女優・ミア・ファローに、ナオミが1997年、南アフリカ共和国元大統領のネルソン・マンデラ氏の家で開かれたパーティーで、チャールズ・テーラー氏からダイヤモンドを受け取ったことを聞いたと証言されていたナオミ。今回の証人喚問でこれを認めた。
ナオミはその夜、寝ているところをドアのノックの音でたたき起こされ、2、3人の男に、チャールズ・テーラー氏からだと言われ、ダイヤモンドが入った袋を手渡されたという。ナオミは、「翌朝、朝食の席でファローさんと彼女のエージェントに話しました。すると『それは絶対チャールズ・テーラーからね』と言われ、『わたしもそう思うわ』と答えました。そのパーティーに呼ばれた人で、ほかにダイヤモンドを受け取った人はいませんでした」と証言した。
ナオミはこの証言によって、家族の身が危険にさらされることを恐れているという。チャールズ・テーラー氏の裁判はまだ続いている。(BANG Media International)