ダニー・ボイル監督の新作映画がロンドン映画祭のクロージング作品に
10月にロンドンで開催される第54回BFIロンドン映画祭で、クロージング上映作品にダニー・ボイル監督の最新作『127アワーズ / 127 Hours』(原題)が決まった。
ダニー・ボイル監督映画『スラムドッグ$ミリオネア』写真ギャラリー
この作品は、アメリカ人登山家のアーロン・ラルストンが体験した壮絶なサバイバル体験を元にした物語。ラルストンは2003年にユタ州のブルー・ジョン・キャニオンを登っている際、落石に腕をはさまれてしまい、自分の尿を飲みながら5日間以上を過ごした後、自らの腕を切り落とすことで生還したという、壮絶な実話だ。
ボイル監督にとって、ロンドン映画祭はオスカーを受賞した2008年の映画『スラムドッグ$ミリオネア』を初披露した思い出の舞台だけに、今回の作品も高評価が期待されている。ボイル監督はBFIの発表に対し声明を出し、「ロンドン映画祭のクロージングを飾ることを、とても誇りに思います。ロンドン映画祭は、『スラムドッグ$ミリオネア』の成功の旅路にとって大きな役割を果たしてくれた映画祭なので、ここにまた新しい作品を持ってこられることはとてもうれしいことです」と喜びのコメントをしている。
第54回BFIロンドン映画祭は、10月13日から28日まで開催される予定。オープニング作品には、キーラ・ナイトレイとキャリー・マリガン主演の映画『ネバー・レット・ミー・ゴー / Never Let Me Go』(原題)が予定されている。