ナオミ・キャンベル、宝石業界から仕事を切られる可能性も?
モデルのナオミ・キャンベルが、リベリア元大統領チャールズ・テーラーから不法に取引される「紛争ダイヤモンド」を受け取った件を受け、世界の宝石業界が今後ナオミにモデルの仕事を依頼しなくなる可能性が出てきた。
内戦の資金調達のために不法に取引される紛争ダイヤモンドを、テーラー元リベリア大統領から受け取ったことを国際刑事裁判所で証言したナオミ。ダイヤモンドに関する世界的な広報機関であるダイヤモンド・インフォメーション・センターは、たとえナオミがそのダイヤの意味を知らなかったとしても、この件は宝石業界にとって今後のナオミとの付き合いを変える事になると語っている。テレグラフ紙(電子版)によると、同センターのディレクター、サリー・モリソン氏は「ダイヤモンドの取引を行う小売商や宝石商は、誰も紛争ダイヤモンドと関わりを持ちたくないと考えています。
チャールズ・テーラー元大統領にまつわる疑惑は、人権侵害や暴力、戦争誘引という深刻な問題で、これまでナオミが取りざたされた暴力行為などのスキャンダルとはレベルが違っています。彼女自身が何か悪いことをしたわけではないけれど、それでも今後、ナオミと仕事をすることは宝石業界にとってマイナスとなるでしょう」と語っている。ナオミは今回の証言で、不法に採掘されたダイヤを所有した罪に問われる可能性もあり、苦しい立場に追い込まれている。