妖艶!原紗央莉が美しい悪役に!「主役食っちゃってる?」の質問に大慌て!
20日、映画『牙狼 ~RED REQUIEM~』の完成記者会見が都内のアキバシアターで行われ、出演者の小西遼生、原紗央莉、CGスーパーバイザーの迫田憲二、雨宮慶太監督が登壇し、撮影時の苦労話と作品への思いを明かした。
『牙狼 ~RED REQUIEM~』は2005年にテレビ放映されるや、独創的な世界観やスタイリッシュなアクションシーンで人気を博した特撮ドラマ「牙狼 GARO」の3D映画化。テレビシリーズから主演を務めていた小西は、「この作品を映画化するのは念願だった。テレビドラマのときから、これは映画で観たいとスタッフと話していたので、実現して本当に感慨深いです」と劇中でのクールな役柄と違ってさわやかな笑顔を浮かべた。
一方の雨宮監督も、「テレビと同じ牙狼の印象を残しつつ、3Dで作るのはかなりハードルが高かった。お手本もないし、よくチャレンジしたなと思う」と手探りの撮影だったことを明かしたが、「3D映画で石や槍(やり)が飛び出るのは常套(じょうとう)手段。よくあるカットはなくして、牙狼でしかできない飛び出し感にこだわった。文字を立体で出したり試行錯誤したが、出来には満足している」と小西と同じく感慨深げ。
また3D映画の撮影では、アクションシーンでも本当に体に当てないと観客に一目で見抜かれてしまうそうで、小西は「(共演者の)斎藤洋介さんの首元ギリギリに剣を当てるシーンがあったが、『ひいっ!』という斎藤さんの声が聞こえました。本当にギリギリでした(苦笑)」と3Dならではの苦労を明かした。
本作で重要な役を演じている原は、3D映画の撮影はもちろん、観るのも初めてだったというが、その演技の評価の高さに司会者から「3D女優」と紹介される。それを受けて原は「3Dバージンなのに3D女優といってもらえて光栄(笑)。アクションシーンの撮影はほぼ一人で、相手がいるように想像して演じるのが大変でした。(演じた役は)悪役だけどすごくかっこいい。悪なんだけどビジュアルがキレイな悪役というところが魅力です!」と振り返り、監督から「主役食っちゃってる?」とからかわれると、顔を赤らめて「そんなことないです」と慌てて否定していた。
本作は人間の邪悪な心に取りつく魔獣ホラーと、ホラーを狩る宿命を背負う魔戒騎士(まかいきし)の戦いを描いた作品。最新の3D技術を駆使したリアルなアクションシーンは迫力満点だ。
映画『牙狼 ~RED REQUIEM~』は10月30日より新宿バルト9ほか全国3D公開