浴衣対決!麻生久美子・大人の色気vs宮崎あおい・超キュート!観客は目がくぎ付け
映画『カラフル』の初日舞台あいさつが8月21日、東京・お台場シネマメディアージュで行われ、冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、入江甚儀、中尾明慶、麻生久美子そして原恵一監督がカラフルな浴衣姿で登場した。
色とりどりの浴衣姿が咲く舞台上で、ひときわ輝きを放ったのは、赤色の浴衣に身を包んだ麻生だった。赤色の浴衣は、色のインパクトが全面に出てしまいがちだが、そこはファッションセンス抜群の麻生のこと。落ち着いた色調に、上品なシルエットも手伝い、大人の色気をたっぷりとかもし出していた。
麻生にとっては、本作がアフレコ初挑戦。もともと原監督の大ファンだっただけに、「大好きな原監督の作品を台無しにしてしまうんじゃないかと不安だった」と心境を告白。それでも「こんなチャンス、この先ないだろうなと思って」と女優として、初めての経験に意欲を燃やしたという。一方の原監督も「僕も麻生さんの大ファンだった!」と、実は相思相愛だったことが判明。麻生は母親役を演じるが、「母親ということは意識せずに、いつもの麻生さんが出ればいいと思った」とファンならでは(?)の演技指導を振り返った。
また、宮崎はオレンジ色の浴衣に、お団子ヘアでかわいらしさを演出。南もブルーを基調に、夏らしい絵柄が涼しげだった。まさにカラフルという言葉がぴったりハマる、目に楽しい舞台あいさつとなった。
『カラフル』は直木賞作家・森絵都のベストセラー小説を映画『河童のクゥと夏休み』の原監督がアニメーション化した作品。死んだ「ぼく」の魂が、自殺した中学生・小林真の体内に宿ることで、現世で再チャレンジする機会を得ようと奮闘する。思春期特有の揺れ動く気持ちと、主人公が生きる勇気を見いだすまでの軌跡が、アニメーションならではの色鮮やかな映像表現で描き出される。
映画『カラフル』は全国公開中