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マイケル・ムーア監督、ウィキリークスへ情報を流した疑いの米軍兵士を擁護の姿勢

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マイケル・ムーア監督
マイケル・ムーア監督

 政府や民間企業の内部告発を公開するサイト「ウィキリークス」に、米軍のアフガニスタン戦争に関する機密文書を暴露したとされている米国陸軍のブラッドリー・マニング上等兵について、常に厳しい視線で政府の動向を見守っている映画監督、マイケル・ムーア監督が擁護の姿勢を見せている。

マイケル・ムーア監督映画『キャピタリズム マネーは踊る』場面写真

 ウィキリークスは、アフガニスタンに駐留する米軍に関する機密文書9万点以上を入手し、そのうち約7万7000点を公開。アメリカ政府から「こうした情報の公開は人命を危険にさらすことになる」と非難され、対立を深めている。そんななか、アメリカ捜査当局は陸軍の情報アナリストであったマニング上等兵が流出源として取り調べをした。マニング上等兵は、2007年に11人が死亡した米軍のイラクでのヘリコプター攻撃のビデオをウィキリークスへ流したとされているほか、アメリカ国防総省は7万7000点もの機密文書が公開されたことについても、彼の関与を調べている。

 この事件について、ムーア監督はAP通信のインタビューで、マニング上等兵は戦争犯罪を明るみに出しただけ、とコメント。「彼が行ったのはとても勇気のある、愛国心のあることだ」と、マニング上等兵の弁護士費用を集める寄付団体へ5000ドル(約43万円)の寄付を行った。

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