平井堅がニューヨークのB・B・キング・ブルースクラブで「大きな古時計」など熱唱!
「瞳をとじて」や「大きな古時計」など歌唱力のある声が魅力の平井堅が、歌手デビュー15周年を記念して、ニューヨークのB・B・キング・ブルースクラブで熱唱した。
平井にとって、ニューヨークという街は思い入れがあるらしく、芸能界デビューをする前の1995年の3月に、事務所から「芸能界に入る前に、大人になって来い」と言われ、初めての海外旅行に選んだのが、ニューヨークだったそうだ。その後、彼はマイケル・ジャクソンやジェームズ・ブラウンなどが歌ったハーレムにある伝説のアポロ・シアターのアマチュアナイトにも参加し、スティーヴィー・ワンダーの「レイトリー」を歌ったこともあるという。
そんな平井は、2003年にニューヨークが大停電に陥った時も、ニューヨークでレコーディングしていたらしく、使っていたスタジオがいきなり真っ暗になって驚いた。その後、いつまでたっても電気がつかないので外に出てみると、信号のライトがついていないことに気付き、ようやく事の大きさを理解したとファンの前で数多くのニューヨークでのエピソードを語ってくれた。
今回のコンサートは、2ステージに分かれて行われ、第1ステージではしっとりとした楽曲を、第2ステージではアップテンポな楽曲を披露した。まず、オープニングの曲で、ビリー・ジョエルの「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」を英語で熱唱し、ニューヨーカーの心を掴むと、その後も自らの日本の曲と英語の曲を織り交ぜながら歌ってくれた。
最後に、「ニューヨークは、みんな自由な感じがしますが、しっかりとみんな自分に責任を持って生きていて、僕のアイデンティティーを明確にさせた場所でもありました」と締めた。観客には、日本人も多かったが、彼の歌唱力にはアメリカ人も驚いていた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)