妻夫木&深津の『悪人』、視点が異なるテレビCM4パターンが一挙公開!
妻夫木聡と深津絵里が共演する映画『悪人』のテレビCMが4パターン、オフィシャルサイト上で公開されている。今回公開されたCMは、「衝撃篇」「女篇」「男篇」「感動篇」と題された4パターンで、それぞれ主要登場人物や物語の核となる事件の視点からまとめられたものとなっている。
とりわけ、対になっている「女篇」「男篇」では、深津と妻夫木が演じる主人公の男女の、誰かを愛したいという気持ちが見事に描かれており、続きが観たくなること間違いなし。本作がいかに多角的な視点から構成されているかがわかるCMだ。
CMの最後には「小学生には助言・指導が必要」というテロップが表示されているが、これは本作が刺激的な性愛描写を理由にPG12指定されているため。ドラマや映画で高い人気を誇り、若年層にも親しみのある妻夫木と深津の主演で親子連れの観客が増えることが予想されるため、そこを明記しているのは好印象だ。
本作は、芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを映画『涙そうそう』の妻夫木聡と映画『博士の愛した数式』の深津絵里主演で映画化したヒューマン・ミステリー・ドラマ。 長崎の漁村で孤独な人生を送り、ふとしたことから殺人者となってしまった不器用な青年と、そんな男を愛した女が繰り広げる逃避行を、被害者、加害者などさまざま人々の人間模様と共につづっている。共演は満島ひかり、岡田将生、樹木希林、柄本明など。監督は映画『フラガール』の李相日。
映画本編に先立って公開されるCMは、観客に興味を持たせるため、その作品のハイライトともいえる内容になっている。本作のCMは複数の視点から作ったことで、よりわかりやすく、より観客をひきつける内容になっているかも。公開の待ち遠しい作品だ。
映画『悪人』は9月11日より全国公開