常盤貴子、13年ぶりのショートヘア!西島秀俊と世界的監督の新作映画『CUT』で共演!
3日、俳優・西島秀俊が主演を務め、ヒロインを常盤貴子が演じる新作映画『CUT』(原題)が、来年劇場公開予定でクランクインしていることがわかった。本作で西島は、殴られまくってボロボロになる映画監督を演じ、常盤は本作のために13年ぶりにショートヘアにし役に挑む気合の入れようだ。
『CUT』(原題)は、カンヌやヴェネチアなどの国際映画祭で作品を発表し続け、ナント三大陸映画祭で2度のグランプリに輝いた名匠アミール・ナデリがメガホンを取り、日本を舞台にささやかな日常の美しさを描く物語。主演に昨今の活躍が著しく、女性ファンも多い西島を迎えた。監督と西島は、2005年の東京フィルメックス映画祭で出会い、将来一緒に映画を作ることを約束。5年の歳月を経てついに実現となった。
ヒロインは、本作のために髪型を変えた常盤が務め、西島演じる秀二を支え夜の世界で生きる女・陽子を熱演。企画書と脚本を初めて読んだときには「あまりにも『?』が多かった」と明かした常盤だが、西島や本作に脚本協力している青山真治監督の参加などによって心が動いた。決め手となったのは、ナデリ監督が「最近はコマーシャル的な作品が多く、誰かがどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった」と言った言葉に感銘を受け、「オモシロイ!」と思ったことだったと常盤は語る。
一方の西島も、監督との約束が実現してとてもうれしいと語り、「ナデリ監督の映画を観たときの衝撃は今も忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています」と興奮の思いを明かした。
共演は、西島の元恋人役に芦名星、日本のヤクザをいぶし銀の演技で披露する笹野高史、菅田俊ら名優が脇を固める。そして本作のスタッフ陣は日本のほかに、アメリカ、フランス、トルコ、韓国、イランのプロデューサーたちが名を連ね、さらに出資参加国としてイギリス、カナダ、モロッコ、スウェーデン、レバノンと多岐にわたる。また、製作前から在日フランス大使館が協力を申し出るなど、異例ともいえる布陣となっている。国際色豊かな視点から描かれる日本の物語に期待は高まるばかりだ。
映画『CUT』(原題)は2011年公開予定