全米ナンバーワン人気レスラーのジョン・シナ、豪華俳優陣との共演にヤンキースに入れた気分!?
全米ナンバーワンの人気レスラー、ジョン・シナが、新作映画『レジェンダリー / Legendary』(原題)について語ってくれた。本作は、スマートだが虚弱な少年・カル(デヴォン・グレイ)が、10年前の父の事故死をきっかけに疎遠になった兄・マイクとの関係を修復するために、学校のレスリングチームに入り、レスリングを通して兄弟のきずなを深めていくという感動の作品。母親役に、パトリシア・クラークソン、隣人役にダニー・グローヴァーが出演し、脇を固めている。
豪華俳優陣に囲まれての映画出演となったジョンは、「この映画に参加したことは、ある意味ニューヨーク・ヤンキースのラインナップに入れられた感じだったね。要するに、どのバッター(俳優)も素晴らしいから、自分もそのレベルに到達する努力をするし、誰もがおれの演技を引き出してくれた」と充実した撮影となったことを明かしてくれた。
本作では、兄・マイクが弟・カルに対して良き教師的な存在となるが、ジョンは、自身の人生の師は、父親だったと話す。「父親はいつも自分が望むような人生にするためには、一生懸命働かなければいけないと言っていたよ。高校しか卒業していなかった父親が、自分で事業を起こし、成功したことが何よりも勉強になった」と語った。
そんなジョンは、本作でラップも披露している。「この映画の助けになることならなんでもしたかったんだ」とその理由を話した。5年前にいとこのラッパー、トレードマークと共に出したアルバム「You Can't See Me」は、50万枚以上の売れ行きを伸ばし、音楽の世界でも活躍しているジョン。今後はレスラーだけでなく、あらゆる分野で活躍したいと意気込んでいたのが印象に残った取材だった。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)