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キアヌ・リーヴス、人生の悟りを開く!「40歳を過ぎて気が楽になった」と笑顔で心境を吐露【トロント映画祭】

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めずらしく笑顔のキアヌ
めずらしく笑顔のキアヌ - Photo:Akemi Nakayama

 現在46歳になるキアヌ・リーヴスが、「40代になったら少し気が楽になった」とトロント映画祭で語った。彼がプロデュースも手がけ、主演した映画『ヘンリーズ・クライム / Henry's Crime』がトロント映画祭にて世界初上映されたのだ。

 「人生の何かを理解したためか、受け入れたということなのかわからないけど、または単純に肉体的なことなのかもしれないけど、でもなぜかいろいろなことが楽に思えるようになったんだ。たぶん若いときは、自分の中のミステリーみたいなものを失ってしまんじゃないかと思って心配していたんだけど、でも、どうやったってそれは消えないということがわかった。もしかしたらそれは増えていると言えるかもしれない」と語った。

 今回キアヌが演じた役は、銀行強盗と間違えられて牢屋に入れられた男が出所してから、どうせもう罪は償ったんだからと銀行強盗を計画するという話だ。「この役が気に入ったのは、彼が自分を変えようとせずに、周りの人間に影響を及ぼして、周りの人間の人生をいつの間にか変えたというところなんだ」と珍しく笑顔を振りまきながら語るキアヌの様子は、確かに人間的な成長を感じさせるものだった。(取材・文:中村明美)

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