ジュリア・ロバーツ生涯功労賞を受賞!あまりの人気に授賞式会場周辺に一時交通規制!
米女優ジュリア・ロバーツがスペインで開催中の第58回サンセバスチャン国際映画祭で生涯功労賞を受賞し、現地時間20日、授賞セレモニーが行われた。
同賞は「ドノスティア(バスク語でサンセバスチャンの意味)・アワード」と呼ばれ、まさに市民が日々の生活に潤いを与えてくれる映画スターを讃えるような賞。これまでにも米俳優グレゴリー・ペック、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、仏女優カトリーヌ・ドヌーヴ、ウディ・アレン監督らそうそうたる顔ぶれに授与されてきたが、今年はとりわけスペインでも大人気のロバーツとあって、あちこちの商店のショーウィンドーにロバーツのポスターか飾られるなど街挙げての祝福ムード。その証に、セレモニーの入場料金は指定席で50ユーロ(約5,500円)、一般席で30ユーロ(約3,300円)と結構なお値段なのだが1,800席が完売。チケットを入手できなかったファンがロバーツの宿泊ホテルと映画祭会場前に殺到し、周辺道路は一時交通規制が敷かれたほどだった。
そのためロバーツの会場到着が遅れて、30分遅れの夜21時30分からセレモニーはスタート。プレゼンターは、スペイン人俳優で、映画『食べて、祈って、恋をして』の共演者であるハビエル・バルデム。バルデムが、ロバーツのこれまでの活動を紹介した後にロバーツをステージに招くと、観客から大拍手が巻き起こった。黒のシックなイブニングドレスに身を包んだロバーツは、バルデムから記念のトロフィーを受け取ると、熱烈なハグとキスでお返し。ジュリアは「なんて私はラッキー・ガールなんでしょう。私の人生のさまざまな意味において、私は幸運だったと思います。この賞は、私の理性をちょっと失わせたことを認めます」とジョークを交えながらスピーチ。そして最後に「スペイン語はできないんだけど……」と言いつつ、「皆さんの温かい心に感謝します」とスペイン語であいさつし、会場のファンを喜ばせた。(取材・文:中山治美)