「オレだったらそこで撃つのにな!」と麻生太郎氏が上機嫌でマスコミ陣に語ったこととは?
29日、東京国際フォーラムで行われた映画『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』完成披露試写会に特別ゲストとして登場した第92代内閣総理大臣の麻生太郎氏が、本作を鑑賞後マスコミ陣の囲み取材に応じ、映画の感想を語った。
映画『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』ギャラリー写真
内閣総理大臣経験者の囲み取材とあって、事前に「映画以外のことを聞いたらその場で終了」とお達しを受けていたマスコミ陣は緊張ムード。そんな中、本物のSPを引き連れて入ってきた麻生氏は本作について「アクション作品としてなかなか迫力があって、面白かったです」とにこやかな表情で語り、映画を堪能した様子だった。劇中でのキャスト陣たちのSPぶりについて聞かれると「あれだけ長時間追いかけられる人は、わたしに実際に付いた人たちの中でもなかなかいない。大したもんだなと思いましたよ。警護術はきちんとしてたし、簡単に拳銃を抜かないし。『オレだったらそこで撃ってしまうけどな!』と思う場面もありましたよ(笑)!」と冗談を交えながらキャラクターたちの働きぶりに感心したことを明かした。
そして普段からSPに守られる立場の人間として、「普段から(SPと)信頼関係を作っておくことが大事。信頼関係ができていないと、いざというとき自分を必死に警護してくれるかどうか変わってくると思う。だからいつも彼らとの意思疎通には努力しています」と持論を熱く語った。このコメントの後、囲みは唐突に終了。普段はタレントにぐいぐい突っ込んでいくレポーターたちも、後ろで表情を変えずにらみを利かす本物のSPの存在もあっておとなしめなままだった。
『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は特殊能力を持つ主人公のSP(岡田)やその仲間たちが、テロリストたちと戦う姿を描いたテレビドラマ「SP(エスピー) 警視庁警備部警護課第四係」の2部作となる劇場版の第1弾。東京で勃発(ぼっぱつ)した大規模テロ事件にSPたちが立ち向かう。大物国会議員役で香川照之が参戦したほか、映画『エイリアン2』『ターミネーター2』で2度のアカデミー賞受賞経験があるロバート・スコタックをVFX(視覚効果)スーパーバイザーとして招き、迫力のアクションシーンが展開されている。
映画『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は10月30日より全国公開、映画『SP THE MOTION PICTURE 革命篇』は2011年春公開予定