フルヌードに挑戦した佐藤寛子、超ミニスカートのナマ脚で初日舞台あいさつに登場!
2日、映画『ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う』の公開初日舞台あいさつが銀座シネパトスで行われ、出演者の竹中直人と佐藤寛子、そして石井隆監督が登壇。過激なベッドシーンの裏側など思わぬ裏話が飛び出した。
『ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う』は石井隆監督と竹中直人が再びタッグを組み、二人の代表作である『ヌードの夜』を、約17年ぶりに復活させた愛憎劇。今回は女優としても活躍中のグラビアアイドルの佐藤をヒロインに迎え、どうにもならない深みにはまった男女の業を描いた。
本作でフルヌードを披露し、体当たりで過激な演技に挑んだ佐藤。撮影については「監督とも他の役者さんとも初めての現場で、最初は緊張してプレッシャーもあった。でも最後の方は仲間に入れていたんじゃないかなと思っています」と語り、竹中との共演については、「本当に竹中さんがいたから、れんという役ができたと思います」と撮影当時のことを満足げに振り返った。
だが竹中と佐藤のベッドシーンの撮影時に、思わぬ苦労があったと明かしたのは石井監督。「竹中さんが佐藤さんの衣装を脱がしていって、こっちは『その調子!』って撮ってるが、すべてを脱がした後に竹中さんが服を佐藤さんにかけちゃう。話が違うじゃないかってNGになっても、また服をかけるんですね。竹中さんはフェミニストで優しいが、ぼくはお客さんのために『違うんです』って衣装を取りながら頑張って撮りました(笑)」と、心を鬼にして竹中の紳士ぶりにダメ出ししたことを明かし、会場を沸かせた。
また17年ぶりに主人公・紅次郎役に挑んだ竹中は、「撮影初日を迎えたら17年なんてあっという間。年を取って体力がなくなる、肩が痛い、目も老眼になって……そう感じました(笑)」と力なく苦笑する。しかも石井監督がほとんど眠らないため、役者たちはボロボロになりながら撮影を行ったことを明かしつつも、「佐藤さんや監督やスタッフと重ねてく時間が役を生んでいくのだと思う。3週間みんなとボロボロになりながら、その日々を重ねていくのが楽しかったですよ」と笑顔を見せ、「この映画を好きになった人は、すれ違う人やタクシーやバスの運転手、いろんな人の肩をトントンと叩いて、『ヌードの夜おもしろい』ってつぶやいて欲しいです」と竹中らしいコメントで作品のPRを行ったのだった。
映画『ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う』は本日より銀座シネパトスほか全国公開