77歳で妖艶美輝かせた岡田茉莉子主演舞台「女優」が映画化!新人女優役は公開オーディションで募集
日本映画界黄金期といわれた50年代から60年代にかけて活躍し、70代以降もコンスタントに映画出演を続ける日本映画界の大女優・岡田茉莉子が77歳とは思えないほど妖艶(ようえん)な演技を輝かせた舞台「女優」が映画化されることがわかった。主役と相手役は公開オーディションによって選ばれる。
「女優」は、作家の寺西一浩が今年4月に出版した同名小説を、岡田と2009年に文豪・谷崎潤一郎原作「白日夢」の28年ぶりのリメイク映画でヒロインとしてデビューした西条美咲のダブル主演で5月に東京、京都、名古屋などで公演された舞台。今回、斬新な作品を目指して映画として生まれ変わる本作は、可能性あふれる新人の発掘を念頭に入れ、制作される。主演女優、相手役含め、そのほかメインキャスト、監督も公開オーディションによって募集されるという。見事オーディションでグランプリに輝けば、昨年白血病を告白した写真家の山岸伸撮り下ろしの写真集も制作される。
「女優」は、大女優・夏樹が場末のお好み屋で働いていた京子に目を付け、スターダムにのし上げようとするドラマ。女同士の嫉妬(しっと)、裏切り、ライバルをけ落とすための策略、そして、女を狂わす俳優やフィクサーの存在など、輝かしく見える芸能界の表と裏をリアルに描く。オーディションは、15歳から65歳までの男女を対象に11月15日まで募集を行っている。