AV界の巨匠・代々木忠のドキュメンタリー、ローマ映画祭に正式出品!
AV界の巨匠・代々木忠を追ったドキュメンタリー映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』が、第5回ローマ国際映画祭EXTRA部門に、正式出品されることが決定した。本作は、80年代初頭のAV黎明期以来、数々のヒット作や問題作を連発し「アダルトビデオの父」「AV界の巨匠」などと称される代々木忠を追ったドキュメンタリー。
代々木が送ってきた数奇な人生と彼の作品世界、そして作品の中に隠された普遍的なメッセージを、彼の代表作や笑福亭鶴瓶、まんが家の槇村さとる、精神科医の和田秀樹など、彼の作品、著作本を高く評価している人たちの証言をもとに、一つ一つ活写する。監督は『TOKYO NOIR トウキョーノワール』の石岡正人。ナレーションに田口トモロヲ。題字をリリー・フランキーが担当する。
代々木監督は本作いついて「僕はいい加減な人間で、過去の後悔や反省を数え上げたら切りがない。だが、この映画で自分の人生を客観的に見せられたとき、ずいぶん僕はツイていたんじゃないかと思えてきた。人との出会いにおいて、僕は間違いなく恵まれていた」と前向きなコメントを寄せた。
また、性描写も描かれる本作をセレクトしたのが女性で「ローマ市民は温かく迎え入れてくれるでしょう」とコメントしたことに痛く感激した石岡監督は「映画祭の上映でどんな反応が返ってくるか、正直不安でもありますが、楽しみにしてます」とローマの人々の反応に期待を込めていた。