トム&キャメロン『ナイト&デイ』が首位をキープ!日米オールスター映画対決の軍配は『インシテミル』に!
映画週末興行成績
主役級のスター俳優を集めた、いわゆるオールスター映画といえば、一般的に正月かお盆の興行と相場は決まっているものだが、今週は秋だというのに、日米のオールスター映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』『エクスペンダブルズ』の2本がランクイン。やはり映画はスターがいてこそ華やかに盛り上がることを裏付けた形だ。
初登場3位の健闘!映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』写真ギャラリー
藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、武田真治、北大路欣也、片平なぎさ、日村勇紀(バナナマン)という豪華キャストの共演が話題の『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は、初日2日間の成績が、動員15万1,558人、興収2億573万7,600円で初登場3位にランクイン。一方、シルヴェスター・スタローンのもとに、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーといったアクション界のスーパースターたちが集結した『エクスペンダブルズ』も、初日2日間の成績が、動員13万8,299人、興収1億7,652万3,900円で、初登場4位にランクインとなった。
これらのオールスター作品を抑えて、今週首位をキープしたのは、トム・クルーズとキャメロン・ディアス共演の『ナイト&デイ』だった。動員は100万人目前、興収は11億円を突破となっている。そして惜しくも僅差(きんさ)で2位となったのは、映画『THE LAST MESSAGE 海猿』。5週目を迎えた累計成績は動員438万2,250人、興収65億6,790万5,970円。週末2日間の成績は、動員が16万3,994人、興収が2億5,995万9,850円となり、興収順のランキングではトップとなっている。
そして公開3週目となる『大奥』は5位と2ランクダウンだが、累計動員が127万2,543人、累計興収が15億1,309万1,620円と好調。14日には丸の内ピカデリーで、主演の二宮和也と金子文紀監督による大ヒット御礼の舞台あいさつも行われ、全国13の劇場に中継。全14の劇場で約5,000人を動員。かつては広報的な意味合いの強かったヒット御礼舞台あいさつも、これからは動員面での上乗せも期待できるとあって、見逃せない動きとなりそうだ。
6位は『桜田門外ノ変』。初日2日間成績は動員8万390人、興収9,172万6,200円。客層も60代から50代の時代劇好きな年齢層が最も多く、男女比はおよそ6対4。NHK大河ドラマ「龍馬伝」などで幕末に注目が集まっている時期だけに、相乗効果で多くの観客の関心を集めたようだ。7位は公開4週目の『君に届け』が2ランクダウン。8位の『十三人の刺客』は4ランクダウン。しかし累計動員が109万6,241人、興収が12億7,129万3,320円という結果になった。9位は『バイオハザード IV アフターライフ』が公開6週目にして3ランクダウン。10位には、人気絵本をアニメ化した『おまえうまそうだな』が初登場ランクイン。そして公開6週目の『悪人』は11位と惜しくもランク外に落ちた。
今週末は岡田将生、蒼井優共演の『雷桜』がランクインを狙う。そのほか、『遠距離恋愛 彼女の決断』『森崎書店の日々』『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』『隠された日記 母たち、娘たち』『ソフィアの夜明け』『国家代表!?』といった作品も公開される。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)