アメリカ版「渡る世間は鬼ばかり」!? 「ブラザーズ&シスターズ」は問題山積み……でも家族がいれば大丈夫!
日本で王道かつ典型的なホームドラマといえば、現在放送中のシーズンでの完結が予定されているドラマ「渡る世間は鬼ばかり」があまりにも有名だが、家族絡みの問題は世界共通の悩み……そんな問題をリアルに描いた、アメリカ版「渡鬼」といえるのがドラマ「ブラザーズ&シスターズ」だ。
海外ドラマブームの先駆けとなったドラマ「アリー・myラブ」のキャリスタ・フロックハートが、4年ぶりにドラマ主演することでも話題になった本作は、キャリスタ演じるキティと、彼女と事あるごとに衝突する母親ノラを中心に、個性豊かな家族が織りなす出来事をつづったホームドラマ。父親の死をきっかけに、倒産の危機、愛人発覚、禁断の愛……など次々と起こる問題を通して、家族のわずらわしさや温かさを描いたドラマ・シリーズだ。
ドラマ「アリー・myラブ」でキャリアや恋愛に悩む等身大の女性を好演して世の女性の共感を得たキャリスタに加え、本シリーズで2007年エミー賞のドラマ・シリーズ部門主演女優賞を受賞したサリー・フィールドなどが演じる家族の姿は、誰しも共感できる場面が一度はあるはず。全米では常に1,000万人以上の視聴者をキープしていたことからもそれはうかがえる。
リアルに問題を描くだけでなく、最後はハートウォーミングな気持ちになれるのも本シリーズの特徴。家族で起こる問題は厄介だけれども、愛情があるからこそ起こりうることが多い。その問題を解決するためには、家族がお互いのことをよりよく理解し、お互いを許すことが必要。いろいろあるけど、家族ってやっぱりいいものだと再認識できるストーリーは、家族がそばにいる人はもちろん、遠くにいる人にも観てもらいたい好シリーズだ。
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