辻元清美議員が戦う女性にエール!「ミッション、パッション、ファッション!」
24日、第23回東京国際女性映画祭が開催中のセルバンテス文化センターにて映画『アメリア 永遠の翼』トークショーが行われ、ゲストに衆議院議員の辻元清美議員が出席。自身の経験や夢などを熱く語り、トークショーに参加した観客もうなずき、ときおり笑い声もあげなら聞き入っていた。
本作は女性として大西洋を初めて横断飛行し、数々の記録を打ち立てた実在の女性飛行士・アメリア・イヤハートの人生を描いた物語。辻本議員も学生時代に民間国際交流団体「ピースボート」を設立し、世界各地で民間外交を展開した経験がある。設立当時を振り返り「若くて、女で、金もない。誰も相手にしてくれなかったです」と女性ならではの大変さに共感したという。
そんな辻本議員は当時の苦労を明かし、「船をチャーターするにも1億の船の場合は1千万頭金がいる。この企画には億単位のお金が必要」と前置きしたうえで、銀行に頭金を借りに行くも「学生の頃は肩書がないので、相手にされない」と断られたことや、「ご主人はどんな仕事を?」などと聞かれ、「私がお金を借りるのに!」と嫌な思いをしたことを明かした。さらに、ピースボートに故・手塚治虫氏も乗船したこともあり、「手塚プロの前で手塚治虫さんに直訴するために何日間待ち伏せしたか」と大胆なエピソードも飛び出した。
そんな数々の壁を越えてきた辻本議員は、夢を実現するためには夢を持ち続けるという信念を教えてくれた。「夢は言葉になり、言葉は意思になり、意思になれば行動を生むんです。行動は連帯を生み、夢を持って活動してると、必ず賛同してくれる人が出てきます!」。トークショーの最後には「大事なのはミッション、パッション、ファッション!」と女性にエールを送る姿も。マスコミ陣のフォトコール時に「得意のガッツポーズで!」と要求されて辻本議員は、「得意じゃないんだけど」と照れながらも笑顔でガッツポーズするなど、明るい姿勢を見せていた。
本作は女性初の飛行機での大西洋横断に成功した、伝説の飛行士アメリア・イヤハートの成功と苦悩の日々を映画化した人間ドラマ。主人公アメリアにアカデミー賞主演女優賞を2度も受賞したヒラリー・スワンクが扮し、アメリアを支える夫にリチャード・ギア、アメリアの友人のパイロットとしてユアン・マクレガーが脇を固める。
映画『アメリア 永遠の翼』は11月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開