ルパート・グリント来日会見!エマ・ワトソンとのキスは「笑っちゃった」!シリーズ完結にさみしさと開放感!!
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』で主人公ハリーの親友ロン・ウィーズリーを演じるルパート・グリントが18日、都内ホテルで行われた来日記者会見に出席し、共演したボニー・ライトとイヴァナ・リンチと共に歴史的フィナーレを迎える本作をアピールした。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』写真ギャラリー
ルパートが日本にやって来るのは、シリーズ第3作目にあたる映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の来日キャンペーン以来、なんと6年5か月ぶり。全シリーズへの出演を果たし、現在は22歳の好青年に成長した。「今回はホグワーツ魔法学校もないし、僕らも制服を脱ぎ捨てた。これまでの作品にはない暗さがあるし、ロン自身もハリーに対して嫉妬(しっと)心や怒りを抱き、精神的に追い詰められる状況だったね。複雑だけど演じがいがあったよ」と語る口調は、シリーズを支えたメイン俳優らしい堂々たるものだった。
それでも次回作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』で披露されるハーマイオニー(エマ・ワトソン)とのキスシーンに話題が及ぶと「9歳から知っている間柄だからね。正直、キスしたときは笑っちゃったよ! 数回のテイクで済んだから良かったよ(笑)」と明るくヤンチャなロンそのままの笑顔を見せた。
撮影が終了した瞬間は寂しい気持ちもあったそうだが、「この10年間は一瞬一瞬を楽しんだ時間だった。もう『ハリー・ポッター』以前の人生は思い出せないほどだけど、今後は俳優としていろいろチャレンジしたい。今は解放感でいっぱいだよ」とルパート。役柄のイメージが定着していることも気にはしていないと胸を張った。
一方、ロンの妹・ジニーを演じるボニーは、ルパート同様すべてのシリーズに出演しており、前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』からはハリーの恋人という重要な役どころとなった。「9歳から出演していて、シリーズと一緒にわたし自身も大きくなったわ。最後の最後まで新しい経験の連続で、学びの積み重ねだった。本当の完結を迎えたら寂しくなると思うけど……」と感慨深げだ。そして、シリーズ第5作目の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で応募者1万5,000人の中からルーナ役に大抜てきされたイヴァナは、オーディション前に原作者J・K・ローリングからファンレターの返事をもらい、勇気づけられたことを明かした。
今回来日した3人は、11月19日に東京・有楽町の丸の内ピカデリーで初日舞台あいさつに登壇。さらに20日に大阪・なんばパークスシネマ、21日には名古屋・ミッドランドスクエアシネマで舞台あいさつに登壇し、ファンに本作をアピールすることになっている。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』はシリーズ初の前・後編2部作で公開される最終章の第1弾。ホグワーツ魔法魔術学校の最終学年である7年生となったハリーたちが、世界中を闇に包みこむ宿敵ヴォルデモート卿(きょう)を倒すカギとなる「分霊箱」を捜す危険な冒険に旅立つ。ふとしたきっかけで亀裂が走るハリーとロンの友情も、物語の重要な要素になっている。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日より、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は2011年7月15日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開