岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて』から生まれた音楽ユニット、約10年ぶりに再始動!
海外でも評価の高い岩井俊二監督の代表作である映画『リリイ・シュシュのすべて』から生まれた音楽ユニット・Lily Chou-Chou(リリイ・シュシュ)が、12月8日に新曲を発表し、9年ぶりに活動再開することが明らかになった。同月にはライブも予定されており、今後の活動に注目が集まりそうだ。
いまだ色あせない! 映画『リリイ・シュシュのすべて』場面写真
Lily Chou-Chou(リリイ・シュシュ)は、本編に登場する架空のシンガーソングライター。映画と連動する形で、歌手のSalyu、音楽プロデューサーの小林武史、そして監督の岩井の3人で音楽ユニットとして結成された。アルバムをリリースするなどしていたものの、映画の公開終了と同時にプロジェクトも終了。それでもクエンティン・タランティーノの映画『キル・ビル』の劇中歌として楽曲が起用されるなど、完成度には定評があった。
今回、Lily Chou-Chou(リリイ・シュシュ)は12月8日に配信限定シングル「エーテル」をリリース。新オフィシャルサイトやツイッター、フェイスブックのアカウントが立ち上げられたほか、映画『リリイ・シュシュのすべて』のオフィシャルサイトには「このサイトも、おかげさまで今年で10周年を迎えました」から始まる、管理人パスカル=岩井俊二のメッセージが掲載されている。
また、今月には一夜限りのワンマンライブを開催することも決定しており、もしかしたら、今回のユニット再始動と連動して、映画関連でも何か動きがあるかも? 長らくオリジナル長編作品を発表していない岩井監督だが、映画『リリイ・シュシュのすべて』では市原隼人、忍成修吾、蒼井優、勝地涼という今も活躍する役者陣を起用するなど監督としての手腕は確か。新作を待ち望むファンも多いはずだ。
DVD『リリイ・シュシュのすべて 特別編』は12月8日にオープンする十周年記念期間限定オンラインショップで購入可能