香取慎吾が男泣き!『ヤマト』山崎貴監督と11年ぶりタッグで日本発本格3DCGアニメーション制作へ!
12月1日に公開された映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』も大ヒット公開中の山崎貴監督が、監督デビューを飾った映画『ジュブナイル』以来、11年ぶりに香取慎吾とタッグを組み、日本オリジナルの3DCGアニメーション映画『friends もののけ島のナキ』を制作することがわかった。声優には、主人公の赤オニのナキを香取が務めるほか、青オニのグンジョー役に山寺宏一、ゴーヤもののけのゴーヤンに阿部サダヲ、ナキの幼少時代に加藤清史郎、ネコもののけのミッケにYOUと豪華キャストを抜ってき。映画『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』のディズニー/ピクサーを超える飛び出す3DCGアニメーションを目指す。
山崎監督の「ジャパニーズオリジナルのCGアニメができないか?」という発想のもとに挑戦が始まった本作は、日本のアンデルセンと言われた童話作家・浜田広介が著した小学校の教科書にも登場する童話の傑作「泣いた赤おに」が原作。本作では、村人と仲良しになりたい赤オニの夢をかなえるため、自分を犠牲にして尽くした青オニの姿が感動的なストーリーの原作の舞台を、「もののけ島」と呼ばれる「日本のようなどこかの国」に移し、赤オニのナキ(香取)と青オニのグンジョー(山寺)の友情、そして人間の子ども・小竹との交流を描いた。
主演に抜ってきされた香取は、本作への出演に、「山崎監督とは、2000年の映画『ジュブナイル』以来、約10年ぶりの仕事なので、とてもうれしいです」と喜びをあらわに。「童話の『泣いた赤おに』がベースの脚本を読ませていただき、もののけたちに笑っちゃいながらも、最後はしっかり号泣してしまいました」と脚本だけでも涙してしまったことを明かし、「魅力的なもののけたちの中で、自分がどんな赤オニを演じられているのか、今から興奮しています。3Dアニメということで、一日も早くみなさんの前に赤オニの『ナキ』として飛び出せることを楽しみにしています」と香取らしく元気いっぱいにその意気込みを語った。
通常のアテレコとは違い、セリフや音楽、歌を先行して収録する「プレスコ」という撮影方法が取られた本作。キャストの音声収録後に、その音声や口の動き、表情、演技に応じてキャラクターの表情を描き起こすという技法を取ったおかげで、音声と映像に違和感がなく、アニメでありながらも実写映像のような仕上がりに。また、背景のミニチュアを実際に作成し、撮影することで、実写とCGを組み合わせ、今までにない世界観を表現することを目指した。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『SPACE BATTLESHIP ヤマト』とそのVFX技術に定評のある山崎監督が、SMAPの香取慎吾、日本を代表する名声優の山寺宏一、人気俳優・阿部サダヲ、人気子役の加藤清史郎、女優・モデルとして女性に圧倒的な支持を受けるYOUの豪華キャストで挑んだ日本発のオリジナルCGアニメーションに、日本映画界の躍進というべき出来を期待したい。
映画『friends もののけ島のナキ』は2011年12月全国公開