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竹野内豊、沖縄「平和の火」の前で太平洋戦争を伝えるキャンペーンの出発式!「日本が経験した戦争を伝える」

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「平和の火」の前で大きな折り鶴を持つ竹野内豊
「平和の火」の前で大きな折り鶴を持つ竹野内豊 - (C) 2011「太平洋の奇跡」製作委員会

 22日、映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』に主演した竹野内豊が、沖縄県糸満市・沖縄平和記念公園にある「平和の火」の前で、「“太平洋戦争を伝える”キャンペーン」沖縄出発式を行った。その後、記念公園内にある平和記念ホールで開催された「太平洋戦争を伝えるキャンペーンin 沖縄 公開授業」には、沖縄の学生など126人が集合。“戦跡・平和学習ガイド”として活動する松永光雄氏、実際に沖縄戦を体験した語り部の安里要江氏の言葉に耳を傾けた。

 札幌、静岡、仙台、広島、大阪、名古屋の国内8か所で開催される「“太平洋戦争を伝える”キャンペーン」では、各地で講師や戦争体験者を招き、戦争を知らない世代に、日本が経験した戦争の歴史を伝えていく。本作で太平洋戦争中に激戦地の一つであったサイパン島で、たった47人の兵力で4万5,000人もの米軍を翻弄し、「フォックス」と呼ばれて恐れられた実在の人物、大場栄陸軍大尉を演じた竹野内は、参加者の協力で制作する千羽鶴を持ち、映画の舞台となったサイパンを訪問する予定だ。

 この日、松永氏と安里氏の話に耳を傾けた竹野内は、「今自分たちが得ている当たり前の幸せは、戦争を体験された多くの人々の苦しみの上になり立っているものだと思います。それは絶対に忘れていけないことですし、その方たちの戦争での体験や平和への思いを各地へ回るというこのキャンペーンでより多くの人に知っていただければと思います。この映画を観て伝えたいことというのは簡単に語れるものではありませんが、観てくださった皆さんの心のどこかに何かが残ればと思います」と本作に込められたメッセージを改めて実感した様子。

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 松永氏から「自分の母もサイパンの生き残りで、当時のことは『泥水を飲んで生き延びた』ということくらいしか話してくれなかった。母親のことを思い出しながら観ました。『生きて帰ろう』というセリフが印象的でした」、安里氏から「自分が体験した沖縄戦は敵の顔が見えない戦いでしたが、サイパンでは敵と相対しており、全然違うのだなと思いました。素晴らしい映画で、戦争と平和を後世に伝えることができるという大きな期待がもてる映画でした。大場大尉という大事な役を演じた竹野内さんを尊敬します」と大絶賛の言葉を得た『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』。終戦から65年、日米のスタッフ・キャストが贈る感動の超大作に、竹野内も、「完成したばかりの作品を観ましたが、これは後世に残る、残したい映画だなと思いました。30代最後の年にこの作品に出会えてよかったです。公開が待ち遠しいです」とさらに映画の仕上がりへの自信を高めた。

映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』は2011年2月11日より全国公開

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