『サマーウォーズ』北米での公開は「保護者の指導を推奨」するPG指定に!子どもでも楽しめるアニメになぜ?
細田守監督の映画『サマーウォーズ』が、北米での公開にPG指定のレーティングを受けていることが明らかになった。第83回アカデミー賞長編アニメ審査対象作品に選ばれた本作は、日本公開時にはG指定にレーティングされていた。
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日本では、誰でも鑑賞できるG指定を受けており、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を獲得するなど、子どもでも楽しめるアニメとして認知されていた本作。だが、北米での公開は、子どもの鑑賞には保護者の指導が推奨されるPG指定となった。作中でのアクション要素、乱暴な言葉遣い、喫煙描写などが指定理由として挙げられている。
日本でPG指定というと少し構えてしまうかもしれないが、北米でのMPAAレーティングは日本の映画倫理委員会のものよりも厳しいため、過去にも映画『千と千尋の神隠し』が「いくつか怖い場面がある」といった冗談のような理由でPG指定を受けたこともある。
今回の指定も、あくまで注意を喚起することが目的であるため、対象年齢以下の者への視聴制限などの拘束力はない。本作で描かれている少年少女の冒険や家族のきずなといったものを北米の子どもたちにも観てもらうのには何の支障もないので一安心? 視聴制限の指定基準には、日本と外国の映画に対する考え方が顕著に表れているので、調べてみると自分の好きな映画が外国ではどう考えられているかの参考になるかもしれない。
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