ミュージカル「スパイダーマン」にまたトラブル メインキャストの一人が降板
先日、スタントマンが9メートルの高さから落下する事故が起きたミュージカル「スパイダーマン」の製作現場で、またトラブルが発生している。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、悪役アラクネを演じている女優のナタリー・メンドーサが降板を申し出たというのだ。同紙によると、彼女は11月28日の舞台で、小道具をおさえていたロープで頭を打ち、脳震とうを起こしてしまったという。ひどい頭痛と吐き気に襲われたため、医師のアドバイスに従って2週間ほど舞台を休んだとのこと。
映画『ディセント』、テレビドラマ「ホテル・バビロン」などに出演しているナタリーにとって、このミュージカルはブロードウェイデビューとなるはずだった。復帰直後に起きたスタントマンの落下事故で、自分の事故を思い出し、不安がぬぐえないのかもしれない。ナタリーがケガで休んでいる間、映画『13日の金曜日』『トラスフォーマー/リベンジ』のアメリカ・オリーヴォが代役でアラクネを演じたという。ナタリーが降板することで、アメリカがレギュラーキャストになるかどうかは発表されていない。