激ヤセヌードモデル、イザベル・カロさんが死去 拒食症の恐怖を訴え一躍注目
フランス人の元モデルで、2007年にイタリアで拒食症啓発キャンペーンのためにガリガリに痩せたヌード姿で、拒食症の危険性を訴えたイザベル・カロさんが11月17日に亡くなっていたことが、29日付のスイス紙20ミニュットで明らかになった。
カロさんは、母親マジェリーンとその浮気相手ジョセフの間に生まれた。だが、本当の父親に浮気が発覚して、愛人ジョセフと離ればなれになった母親が、ジョセフがカロに対して言った「小さくて可愛い」という言葉を思い出し、カロが小さいままでいれば、いつかジョセフが戻ってくると思い、カロの成長を望まなかった母親がカロを8年間も自宅軟禁してしまった。そしてその母親の洗脳により、身体の成長を恐れたカロは食べ物を拒否し始め、徐々に拒食症になっていったそうだ。
だが、そんな彼女の人生に転機が訪れる。彼女が2007年にイタリアで拒食症啓発キャンペーンのポスターで、脊椎と頬骨の浮き出たヌードを披露し、世間に拒食症をの恐ろしさをアピールして一躍注目の的となった。
その後、日本のTV番組『ベストハウス123』を含めた多くの番組に出演し、若い女性たちに痩せることよりも健康であることの大切さを訴えた。さらに、これだけ苦しんだ彼女だったが、その『ベストハウス123』の番組で「母親が重度のうつ病であったため、間違った愛の形であるが、そういう風にしてしまったことを今なら理解できる」とのコメントも残していた。
彼女は急性呼吸疾患によりフランスの病院に入院し、11月17日に28歳の若さで亡くなった。彼女の訃報が遺族によって報告されたのは12月29日であった。今のところ、死因は明らかにされていない。ご冥福をお祈りしたい。