「初音ミク」などのボーカロイド楽曲をふんだんに使用!ニコ動発アーティストたちがミュージカルで共演!
7日、ニコニコミュージカル第2弾「ニコニコ東方見聞録」の公開舞台稽古が東京の全労済ホール/スペース・ゼロで行われ、メインキャストを務めるニコニコ動画内「歌ってみた」カテゴリで人気の歌い手、ぽこたと蛇足が初舞台に挑むにあたってコメントを寄せた。
ミュージカル「ニコニコ東方見聞録」は舞台だけでなく、動画共有サービス、ニコニコ動画でも中継生放送される、リアルとネットの融合を試みたニコニコミュージカルの第2弾。販売されているチケットも、実際に公演を観劇できるリアルチケットとネットで公演を楽しむためのネットチケットの2種類が用意されている。
第1弾の「クリスマス・キャロル」では、ホリエモンことライブドア元社長の堀江貴文氏の起用で話題を集めた当ミュージカル。今回はキャストにニコ動出身の人気アーティストたちを起用し、劇中歌には「初音ミク」などのボーカロイド楽曲をふんだんに使用。さらにストーリーにもリアルなネットネタを盛り込み、ニコ動ユーザーにはもちろんそうでない人にも楽しめる作品になっている。
初舞台で一人二役に挑戦したぽこたは「二か月稽古をしてきて、いざ本番を迎えると寂しい気持ちもありますが、みんなで積み上げてきたものをお客様に観ていただけるように精一杯頑張ります!」と気合十分。明るくポジティブな主人公と低音のセクシーボイスが魅力なクールな悪役を見事に演じ分け、激しい殺陣の場面にも果敢に挑戦。舞台上を縦横無尽に駆け回った。一方、蛇足もクールかつコミカルな要素も備えた役でミステリアスな魅力を発揮。コメントでは「とても緊張しています。がんばります。(緊張で)死にたーい!」と公演に望む心境を語った。
その他にも野宮あゆみ、やまだん、百花繚乱など有名ニコ動投稿者たちが多数出演。彼らの生歌を聞けるだけでなく、人気ボーカロイド楽曲制作者、ボカロPとの競演にはテンションが上がる事間違いなしのこの公演。もちろん、ネット中継ではニコ動の売りであるコメント書き込みも健在で、舞台上に設置された生放送の映るスクリーンを通し、舞台とネットがどう繋がるのかにも注目したい。
ミュージカル「ニコニコ東方見聞録」は1月7日から12日まで東京の全労済ホール/スペース・ゼロにて上演中