『告白』がアカデミー賞外国語映画賞ノミネート最終候補に!世界66作品中の9本!
第83回アカデミー賞
アカデミー賞を主催するアメリカ映画芸術科学アカデミーが、第83回アカデミー賞外国語映画賞のノミネート最終候補となる9作品を発表し、日本の映画『告白』(中島哲也監督、松たか子主演)がこの中に選ばれた。この9作品は65か国66作品からの9本という狭き門を突破した選りすぐりとなる。この9本の中から1月25日(現地時間)にノミネーション作品の最大5本が選ばれる。
ノミネーション最終候補に残ったのは『告白』を含め下記の9本。
『告白』中島哲也監督(日本)
『アウトサイド・ザ・ロウ(英題)/ Outside the Law』ラシッド・ブシャール監督(アルジェリア)
『インセンダイズ(原題)/ Incendies』デニ・ヴィルヌーヴ(カナダ)
『イン・ア・ベター・ワールド(原題) /In a Better World』スサンネ・ビア監督(デンマーク)
『ドッグティース(原題)/ Dogtooth』ヨルゴス・ランスモス監督(ギリシャ)
『ビューティフル(原題)/ Biutiful』アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(メキシコ)
『ライフ,アバブ・オール(原題)/ Life, above All』オリヴァー・シュミッツ監督(南アフリカ)
『イーヴン・ザ・レイン(英題)/ Even the Rain』イシアル・ボリャン監督(スペイン)
『シンプル・サイモン(原題)/ Simple Simon』アンドレアス・オマーン監督(スウェーデン)
外国語映画賞といえば、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が第81回アカデミー賞で見事受賞し、日本中を沸かせたことも記憶に新しい。しかし昨年の『誰も守ってくれない』はノミネート最終候補からもれてしまい、ノミネート発表を待つこともなかったため『告白』の最終候補入りは日本人にとってもうれしいニュースだ。
『告白』は2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を原作に、教え子にまな娘を殺された中学校教師の復讐(ふくしゅう)を描くミステリー。『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督がメガホンを取り、事件にかかわった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマを作り上げた。『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の松たか子がヒロインの狂気を体現するほか、『キラー・ヴァージンロード』の木村佳乃、『重力ピエロ』の岡田将生らが共演する。
アカデミー賞ノミネート作品の発表は2011年1月25日(火)現地時間午前5時30分、アカデミー本部サミュエル・ゴールドウイン劇場にて行われる。本選は2月27日(現地時間)、日本では28日午前9:30よりWOWOWにて授賞式が放映される。